ロシアで最も有名と言われている航空会社『アエロフロート/Аэрофлот』の「スホーイ・スーパージェット100」が、5月5日夕方に首都モスクワの”シェレメチェボ空港”にて炎上しました。
全員で78名の方が乗っていたという情報がありますが、この事故により、乗客乗員41名の死亡が確認されています。
映像からは機体の後方がヒドく炎上していることから、後方に乗っていた半数以上の方が犠牲になってしまったようです。
今回の事故原因は、”落雷による通信機器への影響や緊急着陸時の対応についても問題があったのではないか”などと、憶測が飛び交い現在もまだ調査中のようです。
一部では、「アエロフロート航空の所有する機体は古いものが多かったことも何らかの原因ではないか?」と考える人もいたようです。
この『アエロフロート航空の特徴』とは、いったいどのようなものだったのかも調べてみたいと思います。
目次
【アエロフロート/炎上動画】機体名はスホーイ・スーパージェット100だった
今回のロシア・首都モスクワのシェレメチェボ空港で起こった炎上事故の機体名は『スホーイ・スーパージェット100』だったと報道されています。
そして、このスホーイという会社は、1939年ソ連時代から続くロシアを代表する大手の機体製造及び設計会社だったようです。
以前は、主に軍用機の製造を行なっていたようですが、最近になって民間機にも着手していたという情報があります。
Московская межрегиональная транспортная прокуратура начала проверку по факту возгорания самолёта Sukhoi Superjet 100 авиакомпании "Аэрофлот", севшего в столичном аэропорту Шереметьево
Пожар потушен. Самолет наполовину сгорел. pic.twitter.com/fMuXAmjXEd— Телемастер Игорь (@Telemaster68) May 5, 2019
はっきりとした原因については、現在もまだ判明していないようです。
しかし、プーチン大統領が徹底究明について指示をしていたりと、国家規模でこの事故への再発防止や航空会社・機体などの損傷の洗い出しをしている段階では無いでしょうか?
Sukhoi Superjet 100 (SSJ-100) авиакомпании "Аэрофлот" pic.twitter.com/B3IF38Koig
— Злой Одессит (@zloy_odessit) May 5, 2019
Пассажиры "Суперджета" SSJ-100 сняли на видео начало пожара на борту pic.twitter.com/BPgcO75tf7#Аэрофлот #МоскваМурманск
— Вера Кузнецова (@VericVera) May 5, 2019
👆当時の、実際の乗客の方が撮影されたものでしょうか?
生々しい機内からの映像に鳥肌が立ちました。
当時の機内はパニック状態だったことでしょうし、幸いにも無事に脱出できた方は奇跡とも考えられるでしょうね・・・。
41人死者を出した炎上事故・原因は落雷という報道・・・
ロシアの首都モスクワのシェレメチェボ空港で5日、モスクワから北西部ムルマンスクへ出発した旅客機が緊急着陸し、炎上した。捜査当局の発表によると、乗客乗員78人のうち、41人が死亡した。プーチン大統領は同日、原因の徹底究明を指示した。当局は刑事事件として捜査を始めた。
引用:日本経済新聞より
どうやら現在は、刑事事件としても捜査が開始されているようです。
乗客もしくは機長などにトラブルがあった可能性もあるということでしょうか?
しかし、現在の事故原因は『落雷による通信機器のトラブルではないか・・・」と多くの報道機関で伝えています。
ロシア国営テレビは旅客機が機体の後部を炎上させながら着陸し、乗客が前方のドアから脱出する映像を流した。インタファクス通信によると、旅客機が落雷を受けて通信機器に障害が生じたとの情報や、緊急着陸時に燃料が減っていなかったために引火につながったとの指摘がある。
引用:日本経済新聞より
いずれにしても、離陸直後になんらかのトラブルによって引き返して緊急着陸をしているというコトから、やはり落雷などの外的要因が大きいと考えるのが普通といえそうです。
しかし、刑事事件として捜査が始まっているという事から、なんらかの事件性と考えられる要因でもあるのでしょうか?
ロシアのアエロフロート・原因は劣化かも知れないというウワサも?
アエロフロート・ロシア航空1492便、機体トラブルよる緊急着陸中に炎上。
乗客の約半数が避難間に合わず死亡。
硬着陸で主脚が破損して、腹擦りながら滑走したぽい。
機体トラブルで操縦が困難になってたのかもね。— 久遠昏羽 (@kuon_kureha) May 6, 2019
マヂかッ! アエロフロート 機体古いイメージ
— あき (@3aki11) May 6, 2019
アエロフロート、やっぱり使用機材が劣化している。エアバス期はよかった……
— Ямон やーもん (@n_n_m__g) February 28, 2019
ロシアに飛行機事故が多いのは、寒さで飛行機材の器具の劣化が激しいからなのだろうか。あるいは十分な整備ができる状況にないのか。
ただ、日本にも就航しているアエロフロートは安心して良いと思う。
空軍出身の技術に定評のあるパイロットと、ロシア国営の威信をかけた整備が行われていると思う。— たまご (@ut_tamago) October 31, 2015
こちらは、今回の事故原因と何らかの関係があるかはハッキリとわかりませんが、以前からアエロフロート航空やロシアでの飛行機の墜落事故が多いことが目立っています。
「アエロフロート航空が運航している機体は古い」ということが、もしかしたら何らかの機体の劣化や部品の劣化もしくは損傷なども、今後の詳しい調べで明らかにされるかもしれません。
アエロフロート航空・機体の特徴とは?
じつは以前より「アエロフロート航空」の機体は、古いものが多いため問題視する声もあったようです。
このロシアの大手航空会社「アエロフロート」とは、いったいどのような会社なのでしょうか?
主な4つの特徴をあげてみました。
- アエロフロートの所有する機体は、古いため「ちょっとボロい」というウワサも。
- しかし、パイロットの技術が非常に高いことが有名である。
- そして、なにより価格が安いこともあって利用する人の数は多い。
- LCCではなく、世界的にみても主要な航空会社であること。
今回のような大きな事故につながる原因とは、やはり機体が古かったことでしょうか?
もし落雷意外の外的要因意外で、なんらかの不備があるとすれば…、このアエロフロート航空の特徴から考えれば、そんな風にも思ってしまいます・・・。
とにかく値段が割安だということと、パイロットの技術が高いことが人気の理由だと言えそうですが、日本にも行き来している航空会社という事ですから、機体の損傷が原因と判明すればたちまち恐怖につながってしまいそうです…。
今回の事故の本当の原因は、いったい何だったのでしょうか?
早急な事故の原因究明が求められそうです。
【アエロフロート/炎上動画】原因についてまとめ
今回の事故で亡くなられた方の中には、赤ちゃんもいたようですが、機体の後方にいて逃げ遅れてしまったのでしょうか?
乗員乗客合わせて78名のうち、半数以上の41名の方の命が犠牲となってしまいました。
悲惨な事故にいたたまれない気持ちでいっぱいです。
ご冥福をお祈り致します。
コメントを残す