先日ニュースにもなっていた「ホワイトアウト現象」ですが、
最悪の場合には、凍死にいたるケースもあるという、このホワイトアウト現象とは、いったいどんな症状になってしまうのでしょうか?
そして、今回のニュースで初めてこの言葉を知った人も多いのではないでしょうか?
この恐ろしい「ホワイトアウト現象」の意味について、どうして低体温症や凍死になってしまうのか、なども含めて詳しく調べてみたいと思います。
さらには、もし万が一この「ホワイトアウト現象」に出くわしてしまった場合には、どんな対策があるのでしょうか?
その辺りについても、見ていきたいと思います!
ホワイトアウト現象の意味は何?
北海道でもニュースになっていたように、猛吹雪などによる「ホワイトアウト現象」により、視界が遮られるなどの要因からパニック状態に陥り、酷いときには死に至るケースもあるようです。
この恐ろしい「ホワイトアウト現象」とは、具体的にどのような症状になってしまうことを言うのでしょうか?
雪が多く降る地域の方なら、きっとどこかで耳にしたり、実際にホワイトアウト現象を経験されたことがあるのではないでしょうか?
それに対して、雪があまり降らない地域だったりまだそのような経験をしたことのない人にとっては、それがどれ程の恐怖なのか、どんな状況なのかはなかなか理解できません。
大抵の人にとっては雪が降ったり一面の雪景色といえば、きれいな風景に感じられる方も多いと思います。
とは言え、少しの量なら美しく見える雪も油断をすると大変なことになってしまう可能性があるのです。
降雪の多い地域の方でなくても、車を運転する方であれば冬になるとスタッドレスに履き替えたりとその怖さを少しは知っていることでしょう。
倶知安町ホワイトアウト来た〜Σ(゚д゚lll)
なんも見えん!死ぬ〜 pic.twitter.com/Q2YNqUAhmH— 札幌 赤帽ブルーノート運送 (@sapporo_akabou) 2019年1月17日
ホワイトアウト現象とは、このように猛吹雪の状態であったり、猛吹雪や地吹雪で積もった雪が舞い上がって視界が遮られる現象と、それに伴いパニック状態に陥ることを意味します。
その他、深い霧で視界が遮られ周りが見えない状態の時にも「ホワイトアウト」と呼ぶようです。
☝例えばこんなふうに、一面真っ白の雪景色だとしたら吹雪くとさらに視界が見通せない状態になるのが想像できますよね。
酷いときには、自分のいる位置から1~2メートル先くらいまでしか認識できず、雪道で歩きにくいというのにさらに前が見えず進めないため、歩くことも困難になってしまいます。
そして、「ホワイトアウト現象」が怖いのはこうなってしまった時に、左右も上下さえもわからなくなるということが起こることにあります。
これは太陽も遮られてしまうために、天地がわからなくなるということです。
さらに足元を見ても太陽光が入ってこないため見えず、さらにパニック状態に陥ってしまうという現象です。
こんな雪の中、車を運転するのもかなり危険で恐怖を感じるだろうと想像できます。
ただ、車の中なら暖房は効いているし自分の姿も見えるため一瞬焦りはしますが、なんとか平常心でいることができますよね。
コレがもし、、
全くの一人で猛吹雪のなか外を歩いていると考えると、想像しただけでも危険な気がします。
どれくらいの距離を移動するのかにもよるとは思いますが、極寒の状態ならなおさら平常心ではいられずにパニックに陥ってしまうというのも理解できるのではないでしょうか?
猛吹雪怖い,低体温症や凍死の危険も。
ホワイトアウト現象でパニックに陥ってしまった際、最悪の場合には凍死してしまうケースもあります。
少しでも危ないと感じたり、雪が強くなる気配があれば外出を避けるのが望ましいと思います。
今日の朝にて。
なまら怖かった#ホワイトアウト#石狩市 pic.twitter.com/EwfrBmqi0C— よっこ氏 (@baresudic24) 2019年1月18日
父親が命がけで除雪しております…#まつげ凍った#ホワイトアウト#吹雪#遠別町 pic.twitter.com/XxcKlTMy00
— mokemoke (@ilSole_laLuna) 2019年1月17日
映像を見ているだけでも、とっても怖いですね。
これが、実際には風の音がもっと強いでしょうから、恐怖と寒さでかなりの緊張状態であると思われます。
対策はあるの?
それでは、もしホワイトアウト現象になってしまったときにはどんな対策があるのでしょうか?
徒歩の場合
もしも万が一、歩いている時に風が強くなったり吹雪いてきてしまって周りが見えなくなる「ホワイトアウト現象」が起こってしまった場合にはどのように対策すれば良いのでしょうか?
そもそも家を出る前に吹雪いていて、少しでも危険を感じる場合は外出を諦めた方が良いとは思いますが、
例えば外出する際には雪が強く降ると思っていなくても、それから徐々に強くなってしまい帰る頃には猛吹雪になってしまうというパターンも起こり得ることだと思います。
そのようなときには、もしすぐ近くに建物を見つけることができたら迷わずに、一旦ホワイトアウトが収まるまで避難しましょう。
建物が見つけられないときには?
「ホワイトアウト現象」になってしまうと、近くが認識できず自分が立っている場所でさえもわからなくなってしまいます。
その様なときには、不用意に動いてしまって雪道で転んでしまったりするなど大変危険です。
まずは一旦落ち着いて、もしかしたら近くに誰かいる可能性もあるので、大声で助けを呼ぶことも必要です。
ただこの方法は、風が強くて音も聞き取りにくい吹雪の状態においては、あまり得策ではないと言えそうです。
その他の、具体的な方法としては3つ。
- 家族に連絡をして、緊急災害への助けを呼んでもらう。
- 自分の居場所を気づいてもらえるように、携帯電話などのライト機能を使用する
- 音の出るもの(防犯ベルや携帯電話など)を持っているなら、最大音量にして誰かにわかるようにする。
車の場合
ホワイトアウト現象に遭遇した際の対処法
- ハザードランプを点灯させ、走行軌跡を頼りにゆっくり走行する
- ハザードランプを点灯させ、左側の路側帯に停車する
- 前方に車がいた場合は、車間距離を保ちながら追走する
- 後続車に危険を知らせるためブレーキを軽く踏みランプを点灯させる
引用:「行列のできるトラック相談所」より
このように車に乗っている際にも、ハザードランプを点灯させるなどライトを使用しています。
ホワイトアウト現象についてまとめ
ホワイトアウト現象について調べてみました。
雪国で暮らしていない方は、一体どのような状態なのかもわからず、もし遭遇したりした時の対策などについても考えてみました。
パニックになる前にまずは、一旦落ち着いて家族に連絡をするなどしましょう。
天地がわからなくなってしまい、自分の居場所がどこかもわからなくなるというホワイトアウト現象は、
大変恐ろしい現象です。
外出する際には、くれぐれも油断せずに出かけましょう。
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